雛祭りが終わると雛人形やお道具類を片付けます。
柔らかな紙で雛の顔を被い防虫剤を入れます。
早く仕舞わないと娘の婚期が遅れると言われたりします。どうしても雛納めが遅そくなるときはお雛様を後ろ向きにするといいと聞きました。
私は娘が早く巣立つのは寂しいからと毎年直ぐには片付けませんでした。すると程よい頃にお嫁に行ってくれました。
さて次は現在三歳になる孫の番ですが、本人は今から早く結婚して赤ちゃんを産みたいと申します。女の子の夢を大きく膨らませているようです。
今年も、ばあばはちらし寿司をじいじは雛ケーキを届けました。
雛納めしつつ外面は嵐かな 虚子
雛納め閉ぢることなき眼を覆ひ
市原たけし
雛納め灯さぬ部屋となりにけり
小林寿子
しあわせの重み手にあり雛納
鞠絵由布子
これよりは向かひ合せや雛納む 慶月
(２年前に閉じた実生の会での特選句)
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