学生や会社員が夏休みに郷里に帰ることを帰省といい歳時記には7月にあります。
実際には8月の半ばの月遅れのお盆前後の帰省が多いのですが、今年はどうなるのでしょうか。
東京からの移動に少し後ろめたさを感じながら、夫と二人羽田より機上の人となりました。KIMG2147

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
            水原秋櫻子
 
井戸をつく音に目覚めし帰省かな
             金子兜太

帰省子の去にて再び妻無口 角南旦山

帰省子に腹ばふ畳ありにけり
            生田恵美子

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この度は夫の両親の供養のための帰省ですが、お互いの両親が待っていてくれた時代がどんなに幸せだったかとつくづく感じます。
雲の切れ間から瀬戸内海が見えてきました。

二人揃って高松市内の出身で若い頃の帰省はそれはそれは大変でした。子ども達と生き物たち(犬、小鳥、かぶと虫、くわがた虫、時にはハムスター)を乗せて車での移動です。東名、名神高速道路の次は西宮からフェリーに乗ります。海の向こうに屋島と高松の灯りが見えてくると涙ぐんだものでした。

今日は朝9時半に最寄り駅の電車に乗り、高松空港着陸が12時55分です。何と楽なことか、しかし待ってくれる両親はもう居ません。
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帰省子とならん父祖らの島と海
              慶月

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まず、讃岐うどんのお昼を済ませて、夫の実家へ。お仏壇にお供え物お花などの準備。お坊様を迎えて命日のお経、そして心に沁みる法話も頂きました。お墓参りを終え長男の嫁の役目を果たしました。
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私の父母の家を思いながら一日を終えました。